環境オープンゼミ
1-3.まとめ:新たな実験
1998年以降の環境オープンゼミの活動では、これまでの活動の一歩先をいくような、社会的に高い成果を生み出すことを目指して活動してきた。その過程で、上で触れたような諸問題に直面してきた。しかし、今後の環境政策に対する活動にとっては「自己満足ではなく、社会発信できる高い成果を求める」という志向は不可欠な要素となるだろう。1998年以降の環境オープンゼミの活動は、そのような方針をもって活動を進めた一つの「実験」とも言える。その実験の中で、上で触れたような専門性の担保、分析のための人手の確保、新入生の勧誘、継続性と興味関心の刷り合わせ、高学年の学生や社会人が主体になるが故の時間制約、などといった諸問題に向かい合ってきたわけだ。学生サークルがこのような志向をもつ場合、環境オープンゼミが直面したこれらの問題と同様の問題群に、なんらかの形で取り組むことになると予想される。
1998年以降の環境オープンゼミの活動に関わってきたメンバーのほとんどは、これまでの経験を踏まえながら、より良い活動の場を作りより有効な活動を展開しようと考えて環境政策ネットワークに参加している。その意味では、環境政策ネットワークは環境オープンゼミと組織は違えども同じ志向をもった新たな「実験」と考えることもできる。今後環境政策ネットワークをはじめとして学生を中心とする環境活動が展開される際に、ここにまとめたような環境オープンゼミの経験が生かされる必要があると同時に、環境オープンゼミのメンバーは環境政策ネットワークを新しいより有効な活動の場として活用していく必要がある。これらによって、名実共に「発展的解消」と呼べる環境オープン全の活動終了ができるだろう。