エピソードⅢ「Beyond The Movementシンポジウム」

1992年(平成4年)

12月 Beyond The Movement(BTM) 開催

1992年(平成4年)12月19日、渋谷の「FORUM8」にて「Beyond The Movement(略して「BTM」という)~学生と知識人による環境問題構造検証シンポジウム~」を開催(実行委員長:菅野暁太)。

環境問題の最前線で活躍している著名な人達と学生とが同じ場で共に環境問題についての考察を深めるのが目的だった。実行委員会には開催にあたって、2つの認識があった。一つは、環境問題が社会構造そのものから生み出されている以上、その構造をいかに変えていくのかについての議論を徹底的にしていく必要があるという認識。もう一つは今後の社会を担っていくべき学生を中心とした若い世代こそが環境問題の議論にもっと積極的に参画していくべきいう認識であった。

この認識に基づいて「国際政治経済の構造」「過剰消費社会の構図」「環境問題の捉え方」の3構造面にわけて、それぞれ分科会に分かれた。ちなみにそれぞれのコーディネーターは原剛氏(毎日新聞)・石弘之氏(朝日新聞編集委員)、岡島成行氏(読売新聞)で、各分科会にはゲストとして、植田和弘氏、槌田敦氏、加藤尚武氏などを招いた。そして、それぞれの分科会にはBTMメンバーの学生パネラー(小峰孝史、永見靖ら)がついて、学生241名との議論・交流を行った。

A分科会『国際政治経済の構造』コーディネーター:原剛氏(毎日新聞)
ゲスト:松下和夫氏(環境庁)、植田和弘氏(京都大学)
B分科会『過剰消費社会の構図』コーディネーター:石弘之氏(朝日新聞)
ゲスト:槌田敦氏(理化学研究所)、守恭助氏(三菱商事地球環境室)
C分科会『環境問題の捉え方』コーディネーター:岡島成行氏(読売新聞)
ゲスト:加藤尚武氏(千葉大学)、福岡史子氏(CI)

当日の文献をみるとかなりそれぞれの分科会で発熱した議論が展開されたようだが、シンポ当日に参加者に対し、環境問題の解決に関するアンケートも同時に実施。また、報告書も当日の講演のテープとりまでを掲載した内容となっており、かなりの本質的な部分にまで迫ろうという姿勢が非常に垣間見られる歴史的なシンポジウムだったように思える。協賛企業として旭硝子財団、日本コカコーラ、アムウェイ・ネイチャーセンターなど5企業。(なお、池田玲介はこの時に初参加。)